イボの治療に処方されるスピール膏とは

 

 

イボの治療方法のひとつとして外用薬があります。最も多く利用されるのはサリチル酸を主成分としたスピール膏で膏薬タイプと軟膏タイプがあります。サリチル酸はかつて内服薬の解熱剤として用いられていましたが、胃腸障害の副作用のリスクが高いことから、膏薬への利用が中心となっています。

 

イボの治療用として肌に貼ったとしても、体内にまで吸収されることはないので副作用の心配はありませんが、長期間に渡ってたくさんの枚数を1度に貼らないように注意喚起されます。スピール膏には固くなった皮膚を柔らかくする効果があるため、一定期間貼っておくとイボが取れやすくなります。

 

また老人性以外のイボは、原因となっているウイルスの除去しなければ改善出来ませんが、膏薬には強くはありませんが抗菌作用があるので、増殖を防いでイボの成長や悪化を抑制する効果が得られます。皮膚の外から貼っているだけなら副作用の心配はありませんが、肌を溶かす働きがあることから、トラブルのない肌には決してつけないように注意が必要です。万が一正常な肌に付けてしまうと、肌が薄くなって、炎症や痛みを生じることもあります。

 

使い方は簡単で、イボと同じ大きさに切って数日間貼り続けて硬くなった肌を柔らかくします。最長でも5日くらいで交換をするのが良いとされています。軟膏の方が手軽と考える人もいますが、軟膏だと汗や水分で流れ落ちやすいため、十分な成分の吸収が出来ない可能性があります。イボの除去という点を考えた場合には、数日間張り続けられる膏薬タイプの方が効果を得やすいでしょう。

 

スピール膏の主効用は角質化した皮膚を融解することなので、すべてのイボの除去に効果があるというわけではありません。使用する場合には、主治医に相談をするか市販品を使用する時にも販売店の薬剤師に相談をするとよいでしょう。