イボは液体窒素で処理する

 

 

医療機関でのイボの治療方法で最もオーソドックスなのは、液体窒素を使用する冷凍凝固法です。マイナス190度の液体窒素でイボを壊死させて溶かし、原因となっているウイルスの除去が出来ます。皮膚が健康な状態になって、ターンオーバーによって新しい皮膚が再生出来ます。イボが出来る原因には大きく分けるとウイルス性と老人性がありますが、冷凍凝固法はウイルス性のイボの除去に適した治療方法です。窒素はもともと空気に含まれている成分なので、液化状態を皮膚に塗布しても副作用のリスクはありません。

 

治療方法は綿棒に浸み込ませた液体窒素をイボに塗布するだけの簡単なもので、1回の治療時間は5分足らずですが、1回の治療で1個を取り去ることは出来ません。治療回数はイボの状態や数によって異なり、週に1度の割合で通って数週間かかります。複数の除去や難治性のイボの場合には1年程度かかる場合もあります。

 

都合が悪くスケジュール通りに治療が受けられない場合には、十分な効果が得られないこともあります。定期的に通えれば治療に時間はかかっても、原因を元から除去出来るので確実にイボの治療が出来ますし色素沈着などの跡も残りにくい方法です。医療保険の範囲で治療が受けられるので、高額な費用がかからないのもメリットです。

 

治療中の注意点は、イボを触らないことと紫外線を浴びないことです。かさぶたがあるといじりたくなりますが、自然に剥がれ落ちるのを待つことで除去後の肌トラブルの予防になります。治療中の部位は皮膚が薄く敏感になっているので、通常より紫外線の影響を受けやすいというのが理由です。

 

もうひとつ液体窒素を使用する冷凍凝固法は治療を受けられる年齢に制限はありませんが、刺激痛が強いので子どもへの治療は要注意です。綿棒で塗布した瞬間には多少の痛みが伴いますが、浸透する段階でさらに強い痛みを感じることが多いのが特徴です。大人でも我慢するのが辛いとも言われているため、子どものイボ除去には他の治療方法を選択肢に入れておくとよいでしょう。